komame

コマメ

ポリフェノールをはじめとする、美肌によい成分を多く含むあずきを最大限に生かしたスキンケアブランド、komame。

肌への負担は極力減らしてしっかり保湿し、乾燥に負けない常に潤った肌を目指せるナチュラルコスメです。

実は、あんこを製造しているあずきのスペシャリストたちが、あずき一粒一粒に詰まった栄養を肌にも届けるために化粧品を開発、2020年から販売されました。

なぜあんこ屋さんが化粧品を販売することになったのか、あずきの成分のパワーとはどんなものなのか、あんこを作る老舗の製餡屋さんが母体でもある、株式会社Beans PLUSの代表 遠藤 海周さんと、開発に携わっている遠藤佳代さんにお話をお伺いしました。

―たまたま御社の“あずき美人茶”を以前から愛飲していましたが、化粧品も作られていたことは今回初めて知りました。どんな経緯で化粧品を作ることに? 

遠藤海周さん:弊社は元々が製餡、あんこを作る会社で、あずきの良さや成分について、を熟知しています。昔はあんこを生成する過程で、一番初めに煮出した時の汁や残渣物を廃棄してしまっていたのですが、その汁の中に、ポリフェノールやカリウムといった、健康によい成分が非常に多く含まれている、ということに途中で気づきました。それを使わないなんてなんともったないことか、と。

―確かにそれは“もったいない”!

海周さん:そうなんです。そこで、その汁を有効利用できないかと考えました。今でいうアップサイクルの考え方で、まず“あずき美人茶”を開発したのです。

―そば湯と似た存在ですね。

遠藤佳代さん:はい。特に、あずきに含まれるポリフェノールは、カリウム、サポニン、アントシアニン、イソフラボンなどが含まれていて、抗酸化力がとても高いということがわかっていたので、その抗酸化力はスキンケアにも活かせるのではないか、と思ったんです。酸化というものは、老化や体のダメージと密接に関係している要因ですから。

海周さん:我が社にはすでにあんこやお茶があるので、あずきの食品で体の内から、あずきを使った化粧品で体の外から、というような形で、“抗酸化の内外ケア”を皆さんに提案していけるのではないか、それも国産の原料で、と思い、化粧品の開発に至りました。

佳代さん:あずきって、日本人にとってとても身近な食べ物で、健康にもよいということはよく知られているのですが、“実はお肌にもすごくいい”ということがまだまだ皆さんに伝わっていないと思うんです。ですから“お肌からもあずき”を伝えたい! と思ったんです。

―元は食品の会社ですから、化粧品開発は難しかったのではないでしょうか。

佳代さん:はい。以前大手化粧品会社で開発をしていたスタッフと、頭を悩ませながら作りました。まず肌が敏感な方も含め、どんな肌質の方でも使っていただけるよう、肌に負担をかけないものにしたいということと、もう1点、テクスチャーにはかなりこだわりました。

―確かに、スキナブルエッセンスの浸透の速さや、オイルクリームはクリームといっても、ふわふわで軽い質感で油膜っぽさがなくて驚きました。

佳代さん:クリームは、あずきの優しさやあたたかさ、みたいなイメージを実現したかったんです。ちょっと肌が癒されて包まれる感触になるような、優しく見守ってくれるようなテクスチャーを目指しました。ただ“保湿すればいい”ではなく、ほっこりするイメージが伝わる感触になることを大事にして、何度も試作を繰り返し、納得できるものが完成するまで2年近くかかりました。

海周さん:成分も食品の方と同様に、あずきをベースに、それ以外のものも北海道産の、厳選した体にもお肌にも優しい成分を組み合わせて作っています。

佳代さん:不思議なことに、試作品を複数の工場で、同じ成分で作ってもらったのに、北海道の工場のものがなぜか出来が一番よかったんです。やはりきれいな水や空気が影響するのではないかと思いますが、そういう環境の中でひとつずつ手作りしているんです。

―製品の色も自然の色だという点が、敏感肌にはより嬉しいポイントだと思いました。香りもほの甘いあずきの、「あ、知ってるこの香り」という優しい香りで。

海周さん:極力ナチュラルな成分を組み合わせている自然派の化粧品なので、色も素材そのままの色を生かしました。また、たいていの化粧水などは、全成分表示の一番目に“水”が来ることが多いと思いますが、komameは“アズキ種子エキス”が一番になっているくらい、基材としてたっぷり使っているんですよ。

佳代さん:香りも初めはつけようかなとも思っていたんです。でも一度試作品で、いわゆる化粧品っぽい香りがついていたことがあって、それを嗅いだときに“なんだか違うよね”と違和感がありまして、やはりわざわざ香りをつけるのはやめようという結論になりました。

―そうですね、今のほんのり優しい香りだけで充分ですよね。また、komameというブランド名や丸みのあるロゴも、あずきのイメージがきちんと伝わりますね。

佳代さん:名前はあずきを漢字で書いた場合の“小豆”、を生かしたのですが、思いとしては“こまやかさ”や“こまめなお手入れ”というような気持ちも込めています。

海周さん:食もそうなのですが、“毎日ちょっとずつちょっとずつ”、が重要だと思いますので、そういう思いも含めて“こまめ”と名付けました。

佳代さん:名前を決定するまでに色々な案が出て、横文字系の、日本語じゃない案もいくつもあったんです。でもやはりあずきって日本を代表するような成分ですし、製品の根幹となる、多く配合している成分でもあるので、最終的にはあずきを生かす名前にしたんです。大文字でなく小文字にしたのも、あずきの粒(つぶ)の感じをイメージして。

―また、肌の弱い方からも嬉しい感想が届いていると伺いましたが? 私自身も敏感肌ですが、まったく刺激などもなく調子良く使えています。

佳代さん:はい、敏感肌の方から「使って大丈夫だった」「調子がよくなった」というような声は多いですね。

海周さん:例えば弊社の社員の娘さんから、「他の製品では荒れてしまったけれど、komameだけは大丈夫」、という嬉しい限りな声もいただいています。

佳代さん:ですから、komameが多くの人の“お守りコスメ”になれればいいなと思っています。他の製品も色々使うけれど、何かあったときに「やっぱりkomameがあれば大丈夫だよね」「komameに戻ってくればいいよね」というような存在になりたいなと。

―はい、敏感肌にとってはそういうコスメが1個あるだけで、普段の安心感が違うので、ありがたいです。

佳代さん:komameが目指しているのは、人工的な美しさではなく健康的なナチュラルな美しさです。そのため、“あずき美人茶”とセットの販売なども行っています。あずきという、この自然生まれのとてもよい成分を、ぜひ内側からも外側からも取り入れて元気な体と肌を作り、健康的にキレイに生活していくお手伝いができればと思っています。

(おわり)

今回取材・執筆をしたのはこの方

ライター 斎藤 真知子

美容、健康、エンタメネタ中心のライター&編集者。編集プロダクションと美容雑誌編集部を経てフリーランスに。かれこれウン10年美容業界の片隅でお仕事中。肌データは、アトピー持ちの(でも現在はほぼ出ない)基本乾燥肌。……なのに寄る年波で部分的な毛穴の開きやテカリ、たるみも気になる。スペインとお肉とオヤジ俳優好き。